2019.12.04
こんにちは、設計センターの岩井田です。
気がつけば年末、1年があっという間に過ぎ去って行きますね。
毎年、秋になればえびの高原の白紫池や六観音御池などの池まわりトレッキングコースを散策して、
紅葉を楽しんでいたのですが、今年は子供の行事に追われていけませんでした。
散策しながら秋の紅葉を楽しんでいたので残念です。。
自宅にあるブルーベリーの紅葉を見ながら気を紛らわす位でしょうか。
さて、今回は照明についてです。
近頃では、照明を数多く取り入れる事が多くなりました。照明プランの基本は、足元や周囲の明るさを
確保すること、防犯効果を持たせること、門周りや庭などを演出することなどが挙げられます。
エクステリアの照明を考える際は、プランに応じて適材適所に照明を配置することが大切です。
場所別にポイントをまとめてみます。
門周り
門周りに設置する門灯は、床の段差などが認識できるような明るさを確保する事が重要です。門のデザ
インによっては、表札やポストの投稿口などを照らす必要もあります。暗くなると自動で点灯し明るく
なると消灯するセンサーや、時間によって消灯、点灯するタイマー付きを選択するといいです。
上記の写真の様に壁面照明とシンボルツリーを照らすスポットライトを混合して使用する事でグレード
の高い門周りを演出する事が出来ます。
アプローチ
門周りから玄関までのアプローチ空間は、階段などの段差が設けられることも多く、安全面を考慮した
明るさの確保を優先した方がいいでしょう。アプローチの距離が長い場合は、玄関まで誘導するように
複数のポール灯を設けたり、植栽をライトアップするスポットライトを設置するなどして楽しむ事がで
きるような演出もオススメです。
駐車スペース
駐車スペースの照明は何よりも安全性を重視することが大切です。夜間の車の出し入れ、荷物の積み下
ろしなどがしやすいような明るさを確保しましょう。最近、多くなっているのがカーポートの柱にセン
サー付きのスポットライトを取り付けるプランです。
また、カーポートの商品によっては、カーポートの桁部分にダウンライトを取り付けられるものもあり
ます。
デッキ、タイルテラス
アウトドアリビングとしてタイルテラスやウッドデッキを取り入れた場合、ホームパーティなどで使う
機会が多い場合は照明を設けておきたいもの。段差や手すりの位置が把握でき、食事などがしやすい明
るさを確保しておきましょう。室内からの延長でデッキなどを作る場合は、室内からの灯りも届くこと
が多いので、使い方に合わせて必要な明るさを検討する必要があります。
庭
庭を照らす庭園灯は空間の広さやデザインによって、様々なプランが考えられます。植栽に光を当てた
り建物の壁を照らすなどの演出をしてもいいかもしれないですね。外からだけでなく室内からも庭の夜景
を楽しめるような工夫をしたいものです。また、見落としがちなのが近隣への配慮。スポットライトの照
射方向など隣地へ光害が出ないように注意が必要です。
最近では、照明の基数が増加傾向にあります。そうなってくると、一ヶ所当たりの電力負荷も大きくなる
ので、ローボルトを使用することも必要になってきます。
エクステリアの世界も変貌しつつあります。感覚的には、商業空間の演出が戸建てデザインにどんどん
取り入れられてきているなと感じます。
流れに取り残されないように、日々研さんして頑張っていきたいと思います。
では、2019年も残りわずかですが最後まで頑張っていきましょう。
設計センター 岩井田でした。