2021.09.05
西日本最大級の屋上緑化の建物が福岡市にあるのをご存知でしょうか。
それがこのアクロス福岡です。
平成7年に完成したステップガーデンは、60mの高さから地上部に向かって階段状に整備された屋上緑化です。
都市環境の改善を目的に作られたこの屋上ガーデンには現在、多くの昆虫類、鳥類が生息しているそうです。
近年の記録的な大雨は、地球温暖化による影響と言われていますが、2015年に国連が採択した
SDGs(持続可能な開発目標)も「気候変動に具体的な対策を」と提唱しているように、
正しく問題意識を持って自分達にできることをしていきたいものです。
当社の本社花壇は、昨年、全面芝を張りました。法面芝といって緩やかな傾斜を付けて施工しております。
プラント側:姫高麗芝
道路側:ティフトン芝(張替へ前除草剤散布後)
道路側と工場の花壇には、それぞれ、ティフトン芝と姫高麗芝という2種類の品種の芝が植えましたが、
ティフトン芝は姫高麗芝に比べ伸びが早く、また高麗芝に比べ密度が低く雑草の繁茂に負けてしまっていた為、
この度、道路側のティフトン芝を高麗芝に張り替えることになりました。
今回はトヨタ自動車が開発した高麗芝の中でも通常より成長は遅いが密度が高く管理のしやすい、
「TM9」を植えることも検討しています。
2枚目の写真はティフトン芝を除草剤で一度枯らした状態ですが、近日中に芝の張り替えを行いますので、
今後も設計センターから成長経過の報告できればと思っております。
9月に入りましたが、まだまだ残暑が続いておりますので、ご自愛ください。以上設計センター花森でした。
下の写真は、2017年に福岡を訪れた際に撮影したアクロス福岡ステップガーデンの屋上からの眺めと
屋上へと続くステップガーデンの階段です。
途中建物内への出入口は通行できませんので、
夏場屋上まで行かれる際は飲み物をご持参されることをおすすめします。笑