カテゴリ:お庭
2021.02.24
くしゃみをすると4キロカロリーを消費するそうですよ。
どうも。花粉症で苦しむ設計センターの辻です。
目は痒い、鼻水はでる、くしゃみは止まらないの三重苦の状態で仕事に励んでおりますが、大きなくしゃみを1回する消費カロリーは100mを走ったのと同じ消費カロリーだそうです。
鼻水も25キロカロリー(100ml当たり)あるそうです。
仕事をしながら、1日何キロ走ったことになるのでしょう!
そんな強制ダイエットライフの季節がやってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さてさて、設計センターから一体どんな情報をお届けしようかと思ったのですが、最近照明についてちらほらと質問されますので、照明の小話を少ししたいと思います。
デザインとか配置計画とか、小難しい話は、プロにお任せするとして、今回はテーマをしぼって照明の色温度について。
照明器具には『色温度』というものがあります。
わかりやすく説明しますと、事務所の蛍光灯などにみられる 白色の光と、電球など家庭でよく見る オレンジ色っぽい光などの事です。
Panasonic様の照明器具カタログにはこのようなページが存在します。
※Panasonic社 住宅照明器具Expert2020カタログより抜粋
インテリアは同じなのに、温かみのある部屋、爽やかな部屋と印象がまったく異なります。
色温度は K(ケルビン)という単位で表示され、この数字低いほどオレンジ色になり、高いほど白色になります。
エクステリアの照明器具は一般的に「電球色」(オレンジ色)の設定が多いです。
一方作業効率などを求める事務所などは「昼白色・昼光色」という白色設定が一般的です。
やはり家という場所には 落ち着き、温かみを求めますので、自然と暖色を求めるようです。
カタログにはメーカーによって異なりますが、このように記載されています。
※KOIZUMI照明様カタログ・Panasonic様カタログ
違う色が混ざった照明を計画してしまうと、統一感を失ってしまいます。
ネットや量販店で自分で購入して設置を依頼する際にも、色温度の項目は要チェックです。
以前、私が現場に入っていた大型の照明計画では、庭は統一されたデザインだったのですが、大きな壁全面窓から、室内の昼白色の光が煌々と漏れており、バランスが崩れるという苦い経験をしました。
しかし『とりあえず、【電球色】ってのを選べばいいのか!』というと、そうではありません。
防犯用のスポットライトや、壁や植栽を照らすアップライト、玄関上のダウンライトや表札灯など、照明と言っても防犯性、視認性、安全性など用途に合わせて、白色の光も設定されてる場合がありますので、室内とのデザイン統一も重要ですが、まずは目的をはっきりさせる事が一番です。
「怪我をしないように足元を照らしたい」、「リビングから見た庭をライトアップしたい」など、まずは目的をはっきりさせることが第一です。
個人的に庭でバーベキューをする場所には、ピンポイントで昼白色の光が欲しいですね。
なぜなら、電球色だとオレンジ色に照らされるので焼けたかどうか分かりにくい!!!(胃腸弱い派としては必須事項)
※LEDWatch for SHARP 株式会社 Impress Watch 電球の実力より
料理がおいしく見えるのは電球色なのですが・・・、食べる時は電球色、料理するときは昼白色のほうが、作業しやすかったりします。
「お店でみた洋服、家で着ると雰囲気違くない?」というのも、実は照明のRa値とかケルビンとか仕様が複雑に関係したりしています。
照明には「調光タイプ」といって、1つの照明で、リモコンなどによって色を変えることもできるようになってますので、最近ではますます照明計画が複雑化しております。
私も、照明コンサルタント、照明士、電気工事士の資格は持っておりますが、勉強してた頃から比べると、かなり多様な照明が出て来て、やれることも、トレンドも常に変化していますので、技術の進化に驚かされるばっかりです。
※EXISLAND様カタログVol.16より画像抜粋
お庭はライトアップする事で、昼とは全く違う表情を見せてくれます。
昼間の爽やかなお庭と、夜の落ち着きのあるライトアップされたお庭。
せっかく作り込んだお庭ですから、照明器具を付けることで、リバーシブル仕立てのように、違う表情を楽しんでみませんか?
以上 照明小話「色温度について」でした。